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今回は、国産小麦粉と輸入小麦粉、どちらを使うべき?という疑問についてパン教室の講師である私なりの考えをまとめたいと思います。
もちろん大前提として、国産小麦粉、輸入小麦粉といっても様々な品種や産地、農薬の使用量などいろいろで、十把一絡げにして語ることは到底できません。ですので今回お話することは、あくまで傾向であることをご理解くださいね。
それでは始めましょう!
輸入小麦粉と国産小麦粉、主な産地は?
輸入小麦は、カナダやアメリカ、オーストラリアからの輸入が9割以上を占めます。
対して国産小麦は、梅雨のない北海道産ものがほとんど。最近では九州産なども見かけたりしますが、珍しいですね。
カナダ、アメリカ、オーストラリア産小麦粉
カナダ産、アメリカ産やオーストラリア産は、広大な畑で大規模な栽培をしていることが多く生産効率が高いので価格が安いことが多いです。スーパーなどで普通に売られている小麦粉はこの辺りのものが多いです。
具体的にいうと、「カメリヤ」、「スーパーカメリヤ」などですね。
また、ブレンドをすることで品質を一定に保っているため、安定して使いやすいものが多いのも特徴です。ですので初心者の方には特におすすめ。
当教室でも、強力粉は「スーパーカメリヤ」を使用しています。
(生徒さまには安くお譲りしていますので、レッスンのときにお声かけくださいね)
国産小麦粉
国産小麦粉は、外国産に比べるとタンパク質含有量が少ないものが多いです。
(しつこいようですが、全てという訳ではなく、あくまで傾向です)
ですので、比較的釜伸びがしづらくどちらかといえば中~上級者向けかと思います。また、収穫年によって品質にばらつきが出る場合があって、そういう意味でもある程度パン作りに慣れた方におすすめです。
国内産小麦粉は値段が高いことが多いですが、ポストハーベストの心配がありませんので、気にされる方には良いと思います。
まとめ
初心者の方には、よほどポストハーベストなどに抵抗がない限り「カメリヤ」「スーパーカメリヤ」など外国産の手に入りやすい小麦粉をおすすめしています。
外国産の小麦粉は扱いやすいですし、品質のばらつきが少ないので失敗の原因になりにくいです。
中~上級者で、生地の状態をみて水分量の調整などある程度判断できるようになったら、国産を含めていろんな小麦粉を試してみるのも楽しいですよ。
でも初心者のうちは、外国産で出来れば同じ銘柄のものをある程度継続して使った方がいいと思います。
粉を頻繁に変えてしまうと、成功したときも失敗したときも原因が掴みづらく、上達が遅れてしまいます。
いろんな小麦粉を試して楽しむのは基礎ができてから、というのが私の結論です。